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施設長のひとり言

2017.12.01

皆さん、こんにちは!施設長の山方雄太です。

今日は、よくご質問を受ける話についてご説明したいと思います。

私が関係機関や関係企業様、利用希望や見学希望の方など様々な場面でたくさんの方とお話をさせていただく機会がありますが、この仕事を始めてよく聞かれるというか質問されることがあります。

 

「施設長さんは教師という仕事からなぜ転職したの?」

 

今日はこの説明をweb上でも書かせていただきたいと思います。

 

私は、大学を卒業して、聴覚特別支援学校、知的障害教育と肢体不自由教育の併設された特別支援学校の勤務していました。

 

なぜ、特別支援学校の教員だったかというと、私は4人兄弟の三男です。2歳下には妹がいます。その妹は生まれつき知的と肢体の重複障害を抱えていました。その妹と毎日のように接し、両親や妹と一緒に妹の通院(リハビリ)や療育などについて行く機会も多く、幼少期から障害を抱えた方々と接することやが周りにいることに何の偏見も持たずに育ってきました。その為、小さい頃から福祉の仕事に少なからず興味はありました。

 

それと同時に私は3歳から水泳を始め、15歳まで競泳をしており、16歳から水球に競技転向をしました。水球は大学でも続けささえていただき、水球に没頭する毎日から卒業後の進路についてはあまり考えていませんでした。しかし、教員免許は取得できたので、ここまで続けさせてくれた両親が喜んでくれると思い、障害を持つ関わる仕事を考えたときに特別支援学校という選択肢でした。特別支援学校に勤務するにあたり沢山の方々のご尽力がありました。

 

そこで働くことに、毎日やりがいを持ち生徒たちと関わってきました。その中で、生徒たちの進路指導を行いながら、生徒たちが実習をさせていただいている事業所様に巡回に行かせていただいた際に、職員の方々や利用者の方々がとても楽しそうに作業に励まれている姿を見て、生徒たちの卒業後の進路について関心が湧いてきました。

 

教師という仕事は、出会いと別れを繰り返し、成長を見守って巣立っていくことが教師冥利に尽きるとたくさんの先輩方から教わりました。毎日の仕事も生徒たちに囲まれ、周りの先生方にも恵まれ楽しく仕事はできていましたが、私は年度が変わるたびに担当する生徒が変わることや担当する学年が変わるという事に少し心にモヤモヤとするものがありました。特別支援学校という障害を持つ生徒と過ごす中で、生徒はもちろん、保護者の方々とも積み上げてきたものが異動などによってリセットされてしまうことは仕方のないことではありますが、「支援」という言葉を考えた時に、本当にそれでいいのかと自問自答し始めた中で思い出したのが、事業所の方々の楽しそうな姿でした。

 

私は「沢山の方々を長い目で「支援」していきたい」「障害者の進路選択の幅を増やしたい」という気持ちも芽生えるようになりました。

 

そこで思い立ったのがB型の立ち上げでした。

 

もちろん自分一人では行動に移すことができなかったのは事実ですが、姉弟に発達障害の方がいる中学時代からの友人の支えなどもあり思い切った決断をすることが出来ました。

 

教師生活で養った経験、両親や友人、先輩後輩に囲まれて持つことのできた明るさを活かして、独自のコミュニケーションや接し方で利用者の方々と日々過ごすことに今ではとてもやりがいを感じて仕事をさせていただいております。

 

長々となりましたが、今回はここまでとさせていただきたいと思います。

 

不定期ではありますが、スタッフでブログなどもアップしていき、さらにたくさんの方々にモチノキを知っていただくために日々精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリー: スタッフブログ